11/03/24 19:33:02.03
海水調査 放射性ヨウ素が上昇
3月24日 19時3分
福島第一原子力発電所の周辺の海で国の基準を上回る放射性物質が検出された問題で、東京電力が23日朝、調査した結果、
放射性ヨウ素の値が、上昇していることが分かりました。
経済産業省の原子力安全・保安院は「放射性物質の値は、海の流れによって変化するが、引き続き注意深く見ていく必要がある」と話しています。
東京電力が、福島第一原発の施設からの水を流し出す1号機から4号機の「放水口」の南、330メートルの地点で放射性物質を測定したところ、
23日午前8時50分現在で、放射性ヨウ素131の値が法律で決められた基準値の146.9倍の濃度で検出されました。
放射性ヨウ素131は、3日前の21日午後2時半現在、初めての調査で基準値の126.7倍を検出したあと、
22日午前6時半には、いったん29.8倍に下がりましたが、23日の調査で、再び上昇したことになります。
きのうの調査では、ほかにも、
▽放射性セシウム134が基準値の4.2倍、
▽ 放射性セシウム137が基準値の2.8倍
検出され、引き続き基準を上回っています。
一方、放射性ヨウ素131は、
▽福島第一原発の5号機と6号機の放水口の北、およそ30メートルの地点で23日午前9時10分現在、基準値の66.6倍、
▽原発から16キロ南にある岩沢海岸付近で23日午後2時25分現在、基準値の19.1倍、
検出されています経済産業省の原子力安全・保安院は「放射性物質の値は、海の流れによって変化するが、引き続き注意深く見ていく必要がある」と話しています。