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認知症研究の中核に 大府に医療センター新設
2011年6月23日
大府市の国立長寿医療研究センターに、認知症予防や介護支援の研究開発機関「認知症先進医療開発センター」が新設され、開設式があった。
産学官の連携を深めて研究内容を拡充、国内の認知症研究・対策の中核拠点を目指す。
センターは第1研究棟西側にあり、鉄筋5階建て延べ4670平方メートル。
五つの部門を置き、認知症治療薬や早期発見に向けた画像診断の研究、認知症高齢者の介護支援機器の開発などを進める。
国内外の医療研究の情報収集や発信をする「先進医療データ管理室」も置いた。建設費は12億3000万円。
長寿医療研究センターでは昨年9月、認知症を専門に診察する国内最大規模の「もの忘れセンター」も開所し、基礎研究から治療まで一貫して取り組めるようになった。
21日の開設式には国や県の福祉関係者ら110人が出席。大島伸一総長は「世界のどこにもない研究組織。
素晴らしい高齢社会に具体的な提案ができる成果を出し、世界中に情報発信したい」とあいさつした。 (出口有紀)