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<広島選挙区・候補に聞く>柳田稔氏(55)民主・現
東京大を卒業後、神戸製鋼所に入社。
呉工場(呉市)に勤務していた87年、円高不況で工場が閉鎖になった。
他の工場への転勤を命じられた同僚の中には地元から離れられず、会社を去る人たちも少なくなかった。
そんな姿を見て、労働者を守れない政治への怒りを覚えた。当時、労組の職場代議員だった。
自身には本社勤務の話があったが、「働く者の声を国政に反映させたい」と政治家を志した。
家族や組合活動を通じて知り合った旧民社党の小西博行元参院議員の勧めもあった。最初に挑んだ県議選呉市選挙区は落選。厳しさも味わった。
東京大を退学し4年半、すし屋で住み込みで修業した経歴も持つ。
独立して開業する夢もあったが、資金のめどが立たず、両親の説得を受け、再び東京大に入り直した。
修業経験を生かし、議員仲間に鍋料理を振る舞うこともある。
7、8年前から続ける1時間の半身浴が、リラックスタイムという。「むくみがなくなったし、後のビールがおいしい」と笑う。
自分の性格を「能天気で、あまりストレスをためないタイプ」と分析し、周囲は「こうと思ったら、何が何でもやろうとする頑固なところがある」とみる。
政界再編で所属政党は民社党、新進党、民主党と移ってきたが、「社会的に弱い立場の人へ手を差し伸べるために、政治はある」との信念は変わらない。
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