08/11/20 23:54:56
『原罪』
私の中にある
生命を産み出す場所
ここを眺めながら
私の半生の罪を振り返る
幼少の頃
そこは未知の世界だった
ふと触れると快楽が得られる不思議な場所
思えばこの頃から
快楽に浸ることを覚えていたのかもしれない
十一の歳で神秘が訪れる
月に一度訪れる神秘
神に与えられた生命を産み出す使命
奇しくも時を同じくして
自ら慰むる行為を覚える
罪の意識の中で快楽に浸った
やがてこの本能的な罪の意識をも忘れて
専ら快楽に浸ることになる
十九の歳
都会の開放感の中で
その場所に異性を受け容れた
愛情の証という仮面を被ったその行為
思えばただ快楽を得るための行為だった
その後も幾人もの異性を受け容れた
生命を産み出すことを目的としないその行為
ひたすら快楽を追い求めた
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)