10/05/07 01:57:36 C1JeNuiB
ようするに音楽雑誌は読み物として近田春夫とか小林秀雄を超えた批評をすればいいわけだけど
難しいだろうね。
すでに亡くなった日本の数学者の考えを借りると
曲というのは一つ一つの音の要素を分析して還元しても音のつらなりというか
象徴してるイメージが掴みきれないというかみえないってことらしいね。
ニュートン力学のような普遍性のある体系がないって。美術はあるのにね。
つまり、どんだけ音を理性的に論理的な言葉で述べたとしても音の鳴らし方が抽象性を含みすぎる
わけで。まあ例えば西洋音楽にあるような歴史的ベクトルからある程度の評価は下せると思うけど。
本人にすれば嘘逸話ざる教養ある言説でも、赤の他人からすればやっぱり徒手空拳のようなものにすぎないわけでさ。
ミュージシャンシップ溢れた記事を書いたとしても理解できる人間がどれだけいるかだろうし商業として
成り立つのかも疑問だし。
間口を広げすぎるとくだらなくなるし逆に狭すぎるとジャンルの価値に縛られるから面白くないしその
バランス感覚を考えるのは編集責任者の仕事だろうし 笑。