09/11/05 21:28:50 8NHHHSd8
今年の春、イチローをはじめとする侍ジャパンにWBCで夢と勇気をもらった。
失くしていた日本人の誇りとはどういうものか、思い出させてくれた。
そして優勝して尚、奢らず対戦チームや歴史を築いてきた先達を称えた原監督のコメントに、
日本が古来大切にしてきた”謙虚”という美徳を観た。
そしてこの秋、日本から夢を抱いて海を渡った男が、もっとも大きな舞台でとてつもない大きなことをやってくれた。
世界を相手に日本はまだまだ戦えることを示してくれた。
優勝後、松井は言った。「つらいことはなかった。野球をやりたい、いいプレイがしたいと常に思っていたから」
「常に日本人だということを意識し、誇りを持っている。そしてまたヤンキースの一員でプレーヤーである。」
このコメントを見たとき、松井の本当の気持ちを聞けた気がした。
彼がWBCに出られないことを悔やんでいたのは俺達ファンだけじゃない。
彼自身こそ出たかったのだ。だが彼は出なかった。
チームに対する責任、ヤンキースファンに対する責任が彼を出させなかった。
松井秀喜、君もまた間違いなく侍だ。
日本人が忘れかけている”忍耐”と本当の意味での”仁義”を知る人だ。
バットという太刀を持った”もののふ”だ。
あの北京オリンピックで俺達は何もかも失った。
それは明治時代から受け継いできた日本野球の技術に対する自信だけじゃない。
仲良しの友人コーチを集め、奢り油断し、敵を甘く見て研究もせず、しかるべくして負けたのにもかかわらず、
審判やルールに責任を転嫁し、言い訳を続け、さらにWBCや巨人の監督にまで色気を出す見苦しい者に
”日本人の精神”が全く感じられなかったからだ。（彼が日本人ではないことは置いといて）
”責任を負う潔さ””勝者をたたえる高潔さ””敗戦から学ぶ謙虚さ”がなかったからだ。
ともあれ、あの悪夢から一年、2009年は俺達野球ファンならずとも、
日本スポーツ界いや日本にとってすばらしい年になった。
海を渡って日本人の大切にしてきた精神を、世界からの賞賛に変えてくれた侍達を見習って、俺も今日からやってやる。
ありがとう、本物の”サムライ” おめでとう松井秀喜