09/11/04 13:59:18 rdh8bCeU
東京六大学野球も開幕し、早稲田大学はエース斎藤祐樹の好投で開幕戦勝利、その次の試合も勝利し、
順調に勝ち点を収めた。順当に勝っている早稲田大学だが、少し異変が起きている。なんと早稲田大学の
正捕手が一年生なのだ。その名は杉山翔大。彼は強肩強打が持ち味の捕手。打っては、高校通算38本塁打、
07年秋の大会で.762を記録し、またスローイングは平均1,8秒台と、プロの強肩捕手に匹敵する
ほどのタイムを叩き出すほどで、プロ志望届けを出せば指名は確実という逸材であった。
しかし彼はさらに地力をつけるために、早稲田大学に入学。早速キャンプメンバーに選ばれ、先輩たちと
練習を重ねる。そこで彼はオープン戦で出場し、先輩顔負けの打撃を披露し、見事開幕スタメン捕手を勝ち取った。
そして開幕戦。杉山は、エース斎藤と組み、無失点に抑えた。配球は斎藤に任せることもあったが、無失点に
抑えたことは大きな自信となるだろう。開幕戦で投手を起用することはたまにあるが、開幕スタメン捕手を
一年生がやるということは滅多にないこと。それだけに早大・應武監督は悩みに悩んだのだろう。
早稲田の捕手陣には斎藤とバッテリーを組んで優勝した白川や、佐賀北優勝の捕手・市丸もいる。
彼らは杉山よりはキャッチング・インサイドワークは優れている。「なんで彼らを起用しないのか、
一年生よりよっぽどいいじゃないか!」と批判するファン、OBも多い。