09/10/20 22:05:07 3WGoLuHJ
WBCでバットが湿っていたイチローは、東京ドームでの開幕戦となる中国戦で5打数無安打に終わっている。
不振の象徴的な打席とされたのだが、その第3打席で、1-3から90マイルにも満たない真っ直ぐにつまってセカ
ンドゴロに倒れた。
ストレートが来ると分かり切っているカウントで、なぜつまるのか?それはあまりにも解せない。その時三塁に
いた城島が、謎解きをしてくれた。
「あれはつまったんじゃない、実はあの頃、イチローさんはずっとタイミングが遅れていた。遅れているというか、
球を長く見過ぎていたんですよ」
それは、イチローのいうところの「手を出さない」に通じるが、「球を目で見る」ことが過ぎれば、わずかなズレを
生む。
ただ、あの打席に関しては、「始動が早かった」のだったそうだ。あとで城島は、「イチローさん、ナイススイング」
と声を掛けている。
するとイチローは、我が意を得たり─ そんな笑みをたたえ、城島に向き直って言ったそうだ。
「あの当たりでナイススイングっていえるのは、ジョーしかいない」 ~BaseBall Climax 2009より
きっとWBCの時だけじゃなく、シーズン通してこんな会話が行われた筈。
こういう事を言ってくれるチームメイトは貴重だよね。せめて来シーズンからはジョーよ、「ナイススイング!」って
いっくんにメールを送ってあげて(´Д`)