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【MLB】松井秀喜にヤンキースの同僚から「ホセ・カンセコのリベンジ」緊急指令
２７日のレ軍戦で５年ぶりとなる２打席連続アーチを放ち、チームをア・リーグ東地区首位タイに
導いた松井に試合後、ナインからＷＷＥのレプリカベルトが手渡された。その日の試合で最も
活躍したヒーローに贈られる物で、今季から始まったヤ軍の新儀式。松井がベルトを手にしたのは
初めてのことだった。
さすがに松井はベルトを腰に巻くことはやんわりと拒否したが、「次（の試合で）防衛できるか
わからないですからね」と笑顔で話すなど、まんざらでもなさそうだった。実はその様子をジッと
見つめる選手がいた。正二塁手のカノだ。
「「やっぱりヒデキにはベルトがよく似合う。あの鋼のような肉体はまさにＭＭＡ（総合格闘技）
ファイターのようだよ」と本紙に明かすと、一呼吸置いてから「カンセコのリベンジを果たすのは
やはりヒデキしかいない！」と断言した。
メジャー４６２発の実績を誇るカンセコの総合格闘技挑戦は大きな話題を呼んだが、２６日の
「ＤＲＥＡＭ９」でのデビュー戦ではホンマンにわずか７７秒ＫＯ負け。米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」など
米国の主要メディアもカンセコ惨敗を大きく報道。その反響は大きく、ヤ軍の選手は「カンセコが
負けたことで、メジャーリーガーは全員弱いと思われてしまう」と危機感を強めた。
そこで松井に白羽の矢が立った。カノだけではなく、今季から加入した新主砲のテシェイラも
「（カンセコがリングに上がった）『ＤＲＥＡＭ』は日本のイベントだろ？ それならば日本人の
松井が（リングに上がり、リベンジするのが）適任だ」と猛プッシュした。
ちなみに米ケーブル局「スパイクＴＶ」が行った「ヤンキースでＭＭＡに転向すれば、成功すると
思われる選手は誰か」というアンケートで松井は２位に選出された。同僚の出撃指令に対し、
松井は「カンセコが負けたのは知っているよ。フフフ・・・」とニヤリ。意味深なコメントを残した。
さすがに現役中のリングデビューはあり得ないが、引退後にはまさかがあるかも！？
（東京スポーツ ５月３０日（土）販売号より）