08/09/30 22:19:28 FJL1g5Dx
162試合に出場して、.343、150打点、46HR。
2年連続の手術で前途多難と思われた松井だが、新球場最初の年となる2009年は、
まさに彼の為といってよいシーズンとなった。
日本時代からの宿痾であった左ひざ痛から解放され、ほぼ10年振りに完全体でキャンプ入り、
続くオープン戦も絶好調の松井は、開幕レフトスタメンの座を勝ち取った。
4月こそDHとの併用で様子見が続いたが、5月からは完全なレフトレギュラーに定着、
エリア55を軽々と動き回る松井の姿にNYファンも目をみはるばかりであった。
圧巻は打撃。前半は一貫して打点と打率の2冠を独走し、HRこそ当初は例年のペースで推移したが、
6~7月の大爆発でAS前には一時3冠王となった。
ASファン投票では文句なしの1位で選出、こちらは目立った活躍が出来なかったが、
グラウンドでは前半戦のヒーローである松井が並みいるスター選手に取り囲まれて談笑する姿が
しばしば見られ、特に打撃のアドヴァイスやバット交換を求める若手選手は後を絶たなかった。(続く)