09/10/31 11:51:29 MRbTaHIG0
コンピューターゲームってのはゲームブックと違って
背景とオブジェクトとキャラクターをそれぞれ動的に表現できるものだから。
”世界”というのは、小説で言えば書かれている文字、
映画で言えば収録されている映像と音や字幕などの文字。
それらは有限のものであるけれど、読者や視聴者の想像は
そこから無限に広がる。
有限のものを無限にしようとするんじゃなくて、
どうするとそういう風に見えるかという前提の話ね。
小説や映画は読者や視聴者が”見る部分”だけ作ってる。
当たり前のことすぎて出抜けに言われるとピンと来ないかもしれないが。
ゲームというのは全く逆のアプローチで、”プレイヤーが見れる部分”を作る。
”見れる”、”見れた”と感じるのは動かない背景やオブジェクトではなくて
操作によって得るリアクションによるものである。
ゲームにとっては、そのリアクションが有限だと。
逆に言えば映画や小説の有限のものを作らなくてもゲームとして成り立つ。
いかにして、それをそういう風に見せるかという話ね。
映画や小説と同じものを作ればいいと言うのはバカ。