09/05/24 02:26:02 8VeE1O6k0
>>483
これかな
昔々、あるところに雄好きの男がいた。
ある日、男は川に浮いたしゃれこうべを見つけた。
男は哀れに思って、しゃれこうべを懇ろに葬った。
その夜、男の家の戸を叩く音がした。
「どなたか」と問うと痺れるような雷声で「ひ」と答える。
戸を開けると、そこにはガチムチの八尺兄貴がいた。
涎が出そうなのをこらえる男に、八尺兄貴はこう告げた。
「拙者は張飛。部下の范疆と張達に寝首を掻かれ、首を川に捨てられたのだ。
丁重に葬っていただき千万かたじけない。何か礼をと思っていたところ、
貴公は男色と伺った。今宵は、粗末であるが拙者の尻を用立てたい」
張飛兄貴は男と一晩を共にしていった。
その出来事を隣の男が聞いた。隣の男も雄好きであった。
隣の男はさっそく真似をしてしゃれこうべを探し回った。
そして、同じく川に浮いているしゃれこうべを見つけて丁重に葬った。
その夜、隣の男がわくわくしながら待っていると、家の戸を叩く音がした。
「どなたか」と問うと「ひ」と答える。
隣の男は「張将軍オッスオッス!」と勇んで戸を開けた。
だが、目の前にいたのは花のような雌臭をギンギンに漂わせた女。
嘔吐をこらえる隣の男に、女はこう告げた。
「妾は楊貴妃。馬隗で死んで川に浮かんでおりました。
丁重に葬っていただき感謝しております。お礼に今宵は閨を共に…」