09/11/16 13:51:19 ny3TlzeX
音也に関しては、役者の熱演を後半の脚本が殺してしまったのが可哀想でした。
ゆりとの馴れ初めについてはあそこまで丁寧に描いておきながら、そこから真夜との
不倫愛に走る過程はあまりにもキャラクターの内面を無視した強引なものでしたね。
最終回のマサオの演技に多少救われた感はありますが……。
そして青空の会の面々。MACのように途中で壊滅したほうがまだマシだった気がします。
バックボーンもろくに語られないまま、嶋という気分人間(下手にコワモテだっただけに
損した部分もあったのでは)に指示によって動くような組織に名護さんが所属するのは
無理があったのではないでしょうか。おやっさん的な役割はマスターがいましたし。
健吾の扱い方といい、この組織については描写の不足が特に目立ちました。
結局、全ての敗因はキバ/渡を主役にしたこと(名護さん/イクサを主役にしなかったこと)
に集約されるのではないでしょうか。キバのポジションはギルスやデルタのそれです。
自己の存在理由から探しているようなキャラクターを主役においたのが間違いです。
ある意味では、この作品自体が電王の被害者かもしれませんね。前作の成功を受けて
無理矢理付加された3フォームも、フェイクフエッスルでイクサに使役されたほうが
幸せだったかもしれません。巨大戦もパワードユンボを主軸に展開したほうが追加
マシンの展開が上手く行ったかもしれませんし。
演技力不足な主役と役不足な脇役による歪なハーモニーが奏でられた悲しい作品。
自分はこう結論づけたいと思います。