カティア萌えスレ 新婚13日目at GAMEROBO
カティア萌えスレ 新婚13日目 - 暇つぶし2ch244:それも名無しだ
10/06/15 14:09:58 gVNk83NW
貴様、カティア検定一級所持者だな!?

gj

245:それも名無しだ
10/06/15 23:12:54 LleL1gru
お粗末氏だ!お粗末氏が来たぞーッ!

246:それも名無しだ
10/06/17 22:03:43 OUsPi8dl
>同姓でも愛さえあれば。

ま た 百 合 子 か www

247:それも名無しだ
10/06/18 21:31:50 KcTJgjZn
ちょ、待て、待ってくれ! 今GJの量産始めたところだから!

248:それも名無しだ
10/06/26 23:46:54 eAy0SqvA
『サイトロンは裏切らない』

 何時からか見るようになった、ぼんやりとした輪郭のはっきりしないあやふやな夢。
けれどそれは決して自分に嘘をつかなかった。絶望と苦痛と、その先にある希望を示してくれた。
ある時は全く変わらぬ実験体としての日々を、ある時は親友との絆を確かめ合う日を、
そしてある時は、自分達が青空の下で笑いあう暖かな日々を見せてくれた。
その夢を常に覚えていられる訳では無いけれど、覚えている夢は決して自分を裏切らなかった。
 だからこそ、カティア・グリニャールは大いに戸惑っていた。
あの雪山で芽生えた淡い恋心に気付かない振りをして、自分を騙し続けているある日の夜。
カティア・グリニャールは夢を見た。紫雲統夜という少年と手を繋いで外を歩いている夢を。
目を覚ましたカティアは視界に微かに残る粉雪の様な粒子の光でその夢が
決して己の願望が生んだ産物ではなく常に自分を裏切らないソレであった事を知って呆然とした。
 数日後、久々の寄港で街へ少々ぎこちなくも統夜と買い物に出ると、
人混みの強烈さからはぐれぬようにと手を繋ぐ事になりここに再びサイトロンの誠実さが証明される。
短い間ではあれど繋いでいたその手の想像以上に大きく、固く、逞しい感触を覚えていようと、
その日、カティアは就寝前にきゅ、と手を繋いでいた右手を抱きしめ幸せそうに微笑んだ。
 そして翌朝カティアは飛び起きる。唖然としながら周囲を見回すとやはりそこには粒子の光。
幻のように消えていく粒子がチカりとまるでがんばれよー、とばかりに光る。
カティアが昨晩見た夢の中で彼女は統夜に抱きしめられていた。
寧ろ、自ら彼の腕の中に飛び込んでいったかのようであった。
余りの内容にかなりの間自室で惚けていた彼女は、機体の調整の為朝早くから統夜と
ハンガーで待ち合わせていた事を思い出して慌てて身だしなみを整え部屋を飛び出す。
結果、飛び出した直後に珍しく遅刻をした彼女の様子を見に来た統夜にキャッチされる事となる。
あまりにも突然に夢が現実になったが故か、暫く呆けたまま抱きしめられていた彼女は、
微動だにしなかったのが原因か何か勘違いした統夜に酷く体調を心配された後、
そのまま医務室へと担ぎ込まれてイネス先生の生暖かい笑みを大いに堪能する羽目となった。
 抱きしめられた事こそ夢じゃないかしら、と目をぱちくりしながら医務室を後にして、
同時に好きな人に偶然とはいえ抱きしめられた事による心から暖まるような感覚を
絶対に覚えておこうと固く誓ったカティア。当初の予定を大幅に遅れて整備を終えて、
休憩室でテニアとメルアに騒動の子細を問いつめられジト目で見られるハプニングをやり過ごし、
少々慌ただしい一日を終えるとシャワーを浴び、暖かい気持ちのまま寝床へと入り込んだ。
そして翌朝、カティア・グリニャール、起床。そして周囲の状況を把握する。
何も異常も異変も無い、ナデシコの自室。自分の周りでは粒子が例によって微かに光り消えていった。
まさかクローゼットからテニアやメルアが『ドッキリ』とかなんとかと出てこないかチェックするも、
当然ながら昨晩から今朝までこの部屋に居たのはカティア一人きりである。
それから何かに怯えるかのようにビクビクしながら身だしなみを整えて、着替えを済ませた所で
カティアは床へとへなへな、とヘタりこむと「……どうしよう」と力なく呟く事となる。

 ―今度は、彼とキスを交わす夢を見た―


249:それも名無しだ
10/06/27 02:59:36 C2neaEvm
これ良いです!
俺は今、ものすごく感動していますっ!

250:それも名無しだ
10/06/28 23:43:23 KAz1CTpG
>>248
つGJ

萌つきそうだ

251:それも名無しだ
10/07/01 01:08:45 dQvw3qjG
>>248にGJいうのにすら手間かかる規制だらけのこんな世の中じゃ

252:それも名無しだ
10/07/01 06:44:13 5kY9QvZC
>>251
ポイズン

253:それも名無しだ
10/07/07 00:15:49 XR/0d5Pj
押し入れから引っ張り出して来た子供用ビニールプールでくんずほぐれつキャッキャウフフちんちんかもかもしてる
カティアさんと統夜の図が唐突に思い浮かんだのでここに記すのである。ていうか暑いよ。

254:それも名無しだ
10/07/07 00:45:06 P71Jo3Ig
>>253
そんな貴方に水風呂オススメ。

・・ハッ、アンタの電波の「子供用プール」のくだりを
「水張った浴槽」に変換したら途端にODEなふいんき(なぜか変換できない)に!

255:それも名無しだ
10/07/07 01:20:57 K8hsPkNY
いや、いっそ普通にプールに行ってもらってポロリもあr(ハラワタヲブチマケロー

256:それも名無しだ
10/07/09 14:08:53 vdgMuGCJ
胸を隠すつもりが揉んでしまうんですね

257:それも名無しだ
10/07/12 00:42:04 mZqhtzKB
『懐かしのビニールプール』

 今年の夏は猛暑である。各地でも年配の方や遊びすぎた子供達が時折日射病に倒れ、
身近な例で言えば朝起きて直ぐさま冷房のリモコンに手を伸ばしたくなる程の暑さであった。
日本生まれの日本育ちである自分でさえ堪えるこの湿気と気温。
流石に耐性が何一つ無い同居人の少女が音を上げるのも仕方のない事だったのだろう。
「……すいません」
冷房を付けてやり、団扇で仰いでやると額に汗を浮かべながらカティアは申し訳なさそうに言った。
今月の冷房使用率はかなり高く、電気代が普段と比べて数割増し所か倍増の勢いが予想出来る。
とはいえ体調を崩しては元も子も無いのだから、と笑ってもまだ恐縮していた。真面目なやつめ。
視線を先程から付けっぱなしにしていたTVに向けると猛暑で盛況というか混雑しているプールが映る。
そういえば、と思い出す。カティアが家に引っ越してくる時の大掃除で、物置に仕舞った物があったっけ。
同時に彼女が先日買ってきて見せてくれた水着も思い出し、気分転換に良いかもしれないと決める。
「カティア、俺ちょっと物置行ってくるから。その間にこの前の水着に着替えておいて」
「はい……は、え?水着?」
ちょっと、統夜ー、なんて言いながら慌てるカティアを見てから、物置へと向かう事にした。

「……急に水着なんて言い出すから何かと思ったら、こういう事ですか」
「うん、こういう事。水は冷たくない?」 
寧ろ気持ち良いくらいですー、と緩んだ表情を見せる彼女にこちらの頬も綻んだ。
庭に広げられ、水まき用のホースから目下給水中なのは子供用のビニールプール。
随分と昔に両親と一緒に使ったコレが、何の因果かまだ物置に残っていたのである。親父、物持ち良過ぎ。
そんな事を考えつつ視線を下げると、若草色のビキニを着たカティアが随分と幸せそうにぐったりしている。
これだけ陽射しが強いと逆に水の冷たさが丁度良い具合になるらしく、普段よりも随分とだらけて見えた。
プールの縁に腕をかけ、足を組んでゆったりと伸ばしてリラックスしている姿は、ポーズだけ見れば
何処かの偉い人が高級チェアにふんぞりかえっているような感じなのかもしれない。
とはいえ、子供用ビニールプールがそんな印象を悉く打ち砕いてくれるのでクスリと自分の口元が緩んだ。
「で、少しは楽になった?」
「はい、凄く。とっても気持ちいーですよ」
カティアさん、ご満悦。そんな表現がぴったり当てはまるくらい珍しく目に見えてご機嫌な彼女。
先程までぐったりしていた姿を知っているだけに落差に若干の苦笑と、大半の安堵が混ざった笑みが漏れる。
この様子だとビニールプール、たまに出番が回ってくるかもしれない。
朧気ながら思い出せる、ビニールプールの中ではしゃぐ自分と縁側から微笑んでこちらを見ている両親。
夏の陽射しのせいだろうか。陽炎のように不透明な、懐かしい光景を思い出した。

258:それも名無しだ
10/07/12 00:43:14 mZqhtzKB
 暫くのんびり過ごしていると、不意にカティアが口を開いた。
「この暑さ、統夜は平気なんですか?」
「平気言うよりは慣れてる、のかなぁ」
なんだかんだで生まれてこの方あの戦争が起きるまで記憶にある限りずっと過ごしてきた訳だから。
答えると彼女はそーですか、と素っ気ない返事と共にざば、と音を立ててプールから立ち上がる。
直後にぐい、と掴まれる腕。何だ何だと振り向くとそこには
「じゃ、折角だから一緒に涼みましょう?」
満面の笑顔、しかも、とびきりの悪戯を思いついたような茶目っ気たっぷりヤツを浮かべたカティアが居た。
「わっ!?」
どぷーん、と有無を言わさず放り込まれて服ごとびしょ濡れになる。
その上からよいしょっと、とか言いながらカティアが飛び込んで来た。じゃっぽん、と水が跳ねる。
急に何事?と言わんばかりにジト目で胸元の彼女を見遣ると少しバツが悪そうにしながら彼女は答えた。
「その、折角なんだし私だけじゃなくて一緒に、って」
駄目ですか?と視線で問われる。そして自分は断るという選択肢を持ち得なかった。
返事の代わりに彼女を抱きしめて、遠い昔にもそうしたように手足をゆったりと伸ばす。
昔と違って縁側から幸せそうに微笑みながらこちらを眺める両親は居らず、
あの頃よりビニールプールからはみ出す程度には成長した身体は既に幼少期のそれとは全く別物だ。
そこに一抹の寂しさを覚えない訳ではない。だが今この瞬間。この茹だるような暑さの陽射しの元には

―コイツが居るから、良いか。

カティアに気付かれないようにこっそりと微笑を浮かべた統夜は、うりゃ、と言うが否や
ちょっとー!?と抗議の声を上げるカティアを無視して彼女にじゃれつきはじめた。
くすぐり、やり返され、笑い声を上げて。まるで、在りし日の賑やかさが紫雲家に戻ったかの様であった。



 もっとも。
「ひゃん!……ちょ、ちょっとちょっとちょっと統夜!何処触ってるんですか!?こ、ここ庭ですよッ!?」
「知ってるー。……寧ろカティアこそ知ってた?ウチの庭ってね。
 ちょっとやそっとじゃ外から覗き込むなんて出来ないんだよ」
「そりゃあ、防風林?でしたっけ?で囲まれてるから周りを見ればわかりますけどっ!」
「親父、こんな街のど真ん中にこれだけ土地用意したのがちょっと自慢だったんだよね。
 ……てことでまぁ周りの目は気にしなくて良いと思うよ?」
「か、仮に目は気にしなくて良くても耳は気にしますッ!」
「我慢すれば良いんだよ、何なら塞いで上げようか?」
「ばっ、馬鹿ー!」
いい加減、水着姿に辛抱堪らなくなっていた統夜にカティアが一方的に弄られる事になったのではあるが。
この後の展開は全くの余談であるので割合させて頂く事にする。バカップルに幸アレ。

259:それも名無しだ
10/07/12 03:20:23 VX9sAA11
この蒸し暑い夜にラブラブあつあつバカップルだと……?

耐えられん、GJ全弾持って行けヽ(´▽`)ノ

260:それも名無しだ
10/07/13 16:39:49 mcKseBU9
ブラックで飲んでいたはずのアイスコーヒーがやけに甘く感じるぞ
なんだこれは

261:それも名無しだ
10/07/14 02:17:33 hKKEdcib
>>260
ぐりにゃ~る分です
統夜とカティアさんがラブラブちゅっちゅ状態で
発生する成分です

その甘さは砂糖の二千倍に達します

発ガン性はありませんが、
常習者には「SSが待ちきれなくなる」中毒性があります

262:それも名無しだ
10/07/23 23:20:18 6oK/VWVe
『彼女の不機嫌』

 それじゃ、いってくるよと紫雲統夜は微笑んで自宅を離れた。
オーブのフューリー達の元への出張。帰宅は一ヶ月後の予定である。
「紫雲君、一ヶ月留守にするって?寂しくなるんじゃない?」
学校で、級友が言ったからかい混じりの冗談にカティア・グリニャールは苦笑で返した。
その時は誰もがこの経緯を予想しなかった。恐らくカティア本人だってそうだろう。
親友であるフェステニアとメルアだった勿論していなかった。

 最初の一週間は平穏だった。統夜から連絡は折を見て来ていたし、
統夜絡みの冗談を級友から向けられても特に異変もなく苦笑してはいはい、と反応していた。
二週間目に入ると統夜からは忙しさが増して連絡が取りづらい旨を伝えて以降、音沙汰が無くなる。
カティア、時折窓の外を見ながら溜め息をつくようになり、級友達から心配される。
この頃から若干自宅での家事に支障が散見される。テニア、焦げた肉にアンニュイな溜め息。でも食う。
メルア、便りがないのは良い知らせ、と諺から甘味を駆使してカティアを宥めにかかる。

 三週間目、一向に統夜からの連絡無し。カティア、力ない笑みが表情に仮面のように張り付く。
親しい友人達が皆心配し出す。差程親しくない級友も気にはなる為気を配り、カティアちょっと持ち直す。
テニアとメルア、カルヴィナ経由で統夜との連絡を取り持とうと試みるもガチ修羅場にて達成出来ず。
家事業務滞りだす。しかしながら家事担当の意地を見せ、なんとか体裁を保っている状況。
メルア、おやつの定期補充が滞る事にショック。テニア、量も質も下降線の食事にがっくりする。
そして四週間目、統夜より久々の連絡。週末に帰るのが待ち遠しいと疲れつつも健全な笑顔。
カティア、急激に復調する。物は変わらねど手間暇により質が向上した料理にテニアヘヴン状態。
メルア、補充が進むおやつに舌鼓を打つ。が、体重計に乗って若干後悔する。ランニング開始。

 五週間目。想定外の事態が発生し最低一週間最長二週間滞在延長の知らせ統夜より入る。
上げて落とされたカティアさん内心で壮絶不機嫌になる。必要最低限以外の家事、停滞する。
表面上は全く以前のカティアと変わらなく見えるも挙動一つ一つに若干の無愛想さ等が混じり出す。
また学校にて統夜絡みの冗談を言った級友に視線以外は完璧な微笑を向ける。
瞼や眉、それらが微笑を形作っているにも関わらず、感情が何も篭もらない排除だけを告げる視線に級友チビる。
家ではテニア、白米と梅干しとみそ汁のみで構成された食事に絶望、大いに嘆く。
メルア、それとなく宥めようと試みるも鉄壁の笑顔に撃退され、日課のランニングがランナウェイになる。
統夜のアホー!統夜さんの馬鹿ー。統夜、理不尽な暴言をサイトロン越しになんとなく察知して悪寒に震える。

 そして六週間目。オーブのカルヴィナの元へ緊急用の直通回線でテニアとメルア、直談判する。
回線が繋がりカルヴィナがモニターに映るや否や口を揃えてテニアとメルアの両名は
「「カティア(ちゃん)がグレたから統夜(さん)を帰してッ!」」
と鬼気迫る勢いで要請し、余りの勢いに取り合えず統夜を端末の元へと連れてきたカルヴィナは
早く帰ってきてーだの統夜のアホーだの言われて困惑する統夜を背後から眺めていると、
モニター越し、紫雲家の和室、襖の隙間越しに前述の空虚な目をして
こちらを淡々と、じーっと見つめるカティアと視線が合ってしまい、まるでローティーンの少女のように
「イヤァッ!?」
と悲鳴をあげてる醜態をさらしてしまったそうである。

 後日紫雲統夜が帰宅し、カティアが持ち直した後、カルヴィナへと事後報告の連絡すると、
アル=ヴァンの影に隠れるように通信を行う彼女の姿に統夜は大いに首を傾げ、
カティアは自分の行為に恥じ入りひたすらごめんなさいごめんなさいと内心思っていたそうである。

263:それも名無しだ
10/07/24 00:43:38 uDlVTXYp
ほうほう、これがグリニャール分か…
レス1つでサッカリン500倍の甘さだ
クーランジュ女史が生娘のような悲鳴をあげるのもうなずけるGJクオリティ

264:それも名無しだ
10/07/27 08:02:27 FPa0wusY
>>262
ほう、経験が生きたな…GJを奢ってやろう!


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