09/06/21 01:30:24 l0cHfihK
ミストが地球人に絶望した時の会話 アンジェリカ(ハード)編その2
アンジェリカ「…あなたの仕事は何?」
ミスト「…元アトリーム防衛隊所属、今はダンナーベース見習い雑用兼パイロットだよ」
アンジェリカ「私はそのパートナーよ。パートナーとして、勝手な職務放棄は見逃せないわ」
「…なんて、理屈をこねてもしょうがないわね」
「あなたが少しでもカッコよくあって欲しいだなんてのは私個人のわがままなんだから…」
ミスト「…わかったよ。俺はとんでもない間違いをするところだった」
「自分で言った事すら忘れて使命から逃げ出そうとするなんて…」
「そんなんじゃ、どんな結果になっても文句は言えないよな」
アンジェリカ「…ミスト…それじゃあ…」
ミスト「…俺、たくさんの人の死を目の当たりにして、ナーバスになってたみたいだ…」
アンジェリカ「仕方ないわよ。私だって、かなりショックだったもの…」
「でもよかった。立ち直ってくれて…」
ミスト「ありがとう、アンジェリカ。おかげで目が覚めたよ」
シェルディア「…何だろ…ボクの出る幕がないや…」
ミスト「えっ? 何か言った?」
シェルディア「ううん。何でもない!」
(ミストとアンジェリカは、子供の頃から一緒にいて…)
(防衛隊でもパートナーを組んでて…強い絆…信頼関係で結ばれてるんだ…)
(悔しいけど、ミストの心は、ガッチリ握られてる…)
(このふたりの間にボクの入り込むスキマはないや…)
ミスト「どうした、シェルディア。目が赤いぞ?」
シェルディア「えっ、ホント? 目にゴミでも入ったかな…」
「ちょっと、医務室で目薬さしてくる! じゃあね!」
アンジェリカ「…………」
ミスト「どうしたんだ、あいつ…」
アンジェリカ「…ねえ、ミスト。もしもまた、気の迷いが生じたら、今度こそ私に相談してね…?」
「またひっぱたいてあげるから…!」
ミスト「ああ、頼む。でも、なるべく優しく叩いてくれよな」
アンジェリカ「それじゃ、目が覚めないでしょ? 思いっきりひっぱたいてやるわ」
ミスト「おお、怖い。もう迷わないようにしなきゃな…」
「これからも頼りにしてるぜアンジェリカ!」
アンジェリカ「うん! 改めて頼られてあげる!」
ミスト「警報だ!」
アンジェリカ「行きましょう、ミスト!」
ミスト「おう!」