10/04/07 02:59:16 d/x1Sa4s
ひょんなことから一緒に古本屋でバイトするようになった二人。
バイト中、主人公は優の両親が優に宛てた手紙を見つける。
「……七瀬さんの両親ってどんな人?」
『私のことを理解してくれる唯一の存在……
フッ…… そういえば彼も私のことを理解してくれてたっけ…』
「彼って……誰?」
『……私の両親と同じくらい大切な人』
この「彼」というのが具体的に誰で、どんな人なのかは最後まで優から語られることはない。
ただ主人公が
(好きな人のことだよな… 七瀬さんも年頃の綺麗な女性なんだし、彼氏ぐらいいて当たり前だよな…)
と勝手に想像し、納得するだけである。
おそらく、一目で2主に1主の面影を感じたのは優だけ。
だとしたら2人は容貌が瓜二つなどといった、わかりやすい類似性ではない。
感受性の高い優だからこそわかった、感覚的な『何か』が似ているのである
(……なんかすごい目だな。キラキラ輝いてる感じだよ。なんて印象的な瞳なんだろう……)
(七瀬さんのあの瞳の輝き…あの輝きをフィルムに収めてみたい…)
こうして主人公は優に撮影の依頼をするのだった。