10/02/13 00:07:42 VIADso5G
派遣スティンガー取扱人の朝は早い
「Enemy AC-130 above!」その掛け声とともに彼は仕事を始める
「ここなら上手くヘリを墜とせるだろう」 Aさんは上を確認した後、そう呟いた
しっかり目標を確認し、スティンガーを構えたAさんはじっと上空を見つめていた
「あの・・・何でこんなことなさっているんですか?」私がそう聞いたところ、彼はこう答えた
「チームです、チームを勝利に導くのです」
「チーム・・・ですか」 私が返答に窮している時、ピリリリリリとスティンガーのロック音が鳴り響いた
急に険しい顔つきになり次弾を装填するAさん、どうやらフレアを使われたようだ
そのまま青いバッグを探してどれくらい経っただろうか
「仕方ない・・・」そう呟き、Aさんはおもむろに手榴弾のピンをはずし、それを握りしめ
新しいスティンガーを手に入れた後、彼は語りだした
「我々にとって敵の航空支援は貴重ななポイント源ではあるんです。
でも、自分が撒いた種は自分で始末するのが道理じゃないですかね?」
派遣スティンガー取扱人―彼らがスコアの上位を占める日は来るのだろうか
釈然としない気持ちを抱え私は帰路に着いた