10/06/15 01:07:59 rdbPtVa4
ヴァントのベートーヴェンを愛せない人間は、実際人間としてどうかと思う。
この雄渾な表現に打ちのめされ、感動しない人間は、人間としての心が欠落しているように思われてならない。
音楽を語る資格は、この演奏に感動できるか否かにかかっている。
この演奏を聴いて何も感じない人間、反発を感じる人間は、音楽を聴く素養ができていないと思ったほうがいい。
この演奏ほどに、人の心を揺さぶる演奏はないだろう。
「ただ音を並べただけ」としか感じられない近年の指揮者の偏狭な音楽性
(音楽性の欠如と言い換えてもいい)には哀れみの涙を禁じえない。
ヴァントへの駄目出しが増えたということは、それだけ人の心がすさんでいるということだろうか。
ヴァントのベートーヴェンを聴いて感動することで、豊かな人間性を回復されることを祈ってやまない。