10/04/15 19:28:19 Ouul0V7i
>>149
演奏家選びの前にまず曲を聴き込むべきという意見には賛成だけど、
そちらの希望に従うなら第7~9番が適していると思う。
録音も多く、いろいろ聴き比べできる。
なお、交響曲以外のジャンル(管弦楽付きなのはほぼ宗教曲)を録音している指揮者は限られる。
ちなみに、ブルックナーの交響曲の場合(もちろんブルだけに限らない話けど)、
指揮者の個性のほかに楽譜の選択も表現にかなり影響してくる。
いわゆる原典版でも、一般に指示が簡潔な旧全集版(主にR.ハースによる校訂)と、
より指示が細かい新全集版(主にL.ノヴァークによる校訂)があるし、
(校訂者の編集方針や資料の取捨選択の違いが出版譜に現れている。)
そもそも作曲家自身が複数の異稿を残している曲も多い。
(新全集では各稿を別々に出版している。)
初版(いわゆる改訂版、弟子が変更に関与したとされる)に含まれる内容が、
原典版による演奏に影響していることも珍しくない。
もしそのあたりが気になるようならブルスレへ。