10/03/09 03:56:50 XfLweirQ
>>467 >>471
もう見ていないかもしれないけど…
まず、「アムステルダム・コンセルトヘボウ管」→「ロイヤル・コンセルトヘボウ管」の場合、
名称こそ変わったものの団体組織はそのまま継続しているらしいので、
改称前の録音にも現名称を冠しても本質的な問題はない、とも言えそうである。
一方で「NBC響」→「シンフォニー・オブ・ジ・エア」への移行の場合、
NBCから契約を打ち切られた団員が自主運営団体を作って再出発している。
つまり、団員は共通であっても団体組織としては異なる存在なので、
「NBC響」時代の録音に「シンフォニー・オブ・ジ・エア」と冠するのは多分おかしい。
ただ、「フィルハーモニア管」の場合はややこしい。
旧「フィルハーモニア管」→「ニュー・フィルハーモニア管」については、
英EMI(ウォルター・レッグ)傘下から自主運営団体への移行なので、
NBC響のケースと同様、自主運営団体移行前と後を区別するのが自然だろう…となる一方、
その後の「ニュー・フィルハーモニア管」→現「フィルハーモニア管」については名称上の変更らしいので、
コンセルトヘボウ管のケースと同じ考え方を適用するなら、
「ニュー・フィルハーモニア管」時代の録音にも現名称の「フィルハーモニア管」を冠しても良さそう…となるが、
そうすると旧「フィルハーモニア管」→「ニュー・フィルハーモニア管」の経緯が不明瞭になってしまうので、
それなら各時代の録音には当時の名称を厳密に冠した方がすっきりする…というところか。
(あるいは、オケ側の自負なりEMIレーベル側の意向があるのかもしれない。)
以上はあくまでもCDのブックレットやwikipedia等から得た情報に基づく想像なので、
想像の前提がそもそも事実と反している可能性があるのであしからず。