10/01/16 12:02:26 35cZUm02
>>236
> グルダのジャズが、けなされてるが、そんなに馬鹿にされるレベルでもないと思う。
いや、完全にバカにされるレベル。
> ニューヨーク的jazzのフィーリングはないが、純粋に音の遊びとしての即興を彼は楽しんでいるよ。
だからそれはジャズのイディオムに則ってない即興であり、ジャズじゃない。
> ヨーロッパのjazz演奏家は、あえてブルースやバップ色を排した即興を追求している人もいて
> グルダのjazzは、その系譜の演奏だと思う。
ブルースやバップ色を廃しても、ジャズ特有のタイム、アーティキュレーションをコード感有るフレージング等
ジャズの語法をある程度用いればちゃんとジャズらしくなる。ラーシュ・ヤンソン、ボボ・ステンソン、
エンリコ・ピエラヌンティだってブルースやバップ色は希薄だが後者を体現してるからちゃんと王道ジャズに聞こえるだろ。
果たしてグルダはどう?それでもチックとのデュオがジャズに聞こえるというのなら俺は何もいわん。
この人は全くジャズを知らないのだな、言うだけ無駄というもの。
ジャズに拘る必要など無いが、ジャズのイディオムに基づく即興とそうでない即興は区別できないとな。
一部のクラシックの演奏家、リスナーは即興=ジャズと勘違いしてるふしがある。
ジャズは必ず即興を含まなければならないが、即興であればジャズと呼ばれるわけじゃないのだよ。
それがジャズならクリームやレッドツェッペリン、なんでもジャズだよ。
仮にグルダが単なる即興音楽を追究していたのなら、ジャズの語法に当てはめ、非難することは
無意味なことだが、本人がジャズを標榜し、さらにスタンダードまで採り上げて録音したものの
レベルの低い演奏しかできなかったのは事実。
こういう話をすると、なんだ、ジャズって全然自由じゃないじゃん?とか言う奴がいるんだよな。
むしろ、こちらからいうと、「え、?ジャズってあらゆる音楽ジャンルの中でも最も制約が厳しいんだが?」
って感じだけどw