09/05/13 14:25:29 d0fzIxDG
モツの晩年は、言葉は悪いが、だんだんバタバタしたモツっぽさが消えていって
楽想的にも、サウンド的にも、透明度が増していく過程のようにも思える。
ほぼ最期の大規模オケ作品のK.662は澄んでいる、という点では、
モツのなかで最も澄み切った作品だと思う。
ホルン協奏曲とペアになったCDを続けて聴くと、曲の透明度の違いが歴然とする。
楽器の特性の違い、とかではなく、弦の伴奏だけでも無駄な音が無い、というか、
弦5声部の上から下まで、ガラス細工のようにくっきりして聞こえる感じがする。
録音のせいとかでは、ないと思う、多分。