09/05/28 03:48:17 gUZ6Cw7J0
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第三章 STAGE1 そそり立つ俺の股間 マイコニド
「う、うぅ、俺の、俺の大事な息子が……息子がぁ…」
死の海を越え、荒れた森に差し掛かった一行の前に、薄汚れた毛皮を身にまとったマタギの男が現れた。
「お前さんたち冒険者か!?この先には行くな!!魔女の呪いでこの先に行く男はひどい目に遭うんだ!俺みたいに、う、うぅっ!!」
内股で跳ねるように逃げていくマタギを見送った一行は、森から感じる強大な魔力を肌に感じ、一斉に振り向く。
「あーら、お客様? あなたも魔女の秘薬をお求めなのかしら??」
森の中から聞こえる若い女の笑い声。
「私に逢いたければ、まずはこの子たちを倒す事ね。森を越えるつもりでもそうだけど。もっとも、倒せたらだけど」
藪をかき分ける音と共に、木々の間から胞子をまき散らしながら、異形の魔物が姿を現す。
「キノコの魔物か…数が多い。心してかかれよ…しかし、なんというか…戦いづらい相手だな」
なぜか股間を押さえながら、ドゥクスが叫ぶ。
『男の数だけ現れるキノコ マイコニド』
―内股になる使い魔を叱咤しながら、自身もなぜかむず痒くなるのを感じていた...
うん。パトラッシュ。ボクは眠いんだ・・・