20/03/22 22:26:13 WatUCrHX9.net
新潟市古町地区の新潟三越が22日、閉店した。同店は新潟駅から車で5分の繁華街に立地。最盛期は売上高が200億円を超えたときもあったが、近年は顧客の減少で収益環境が悪化していた。前身の「小林百貨店」の時代を含めて113年の歴史に幕を下ろし、最終日には多くの来店客が別れを惜しんだ。
新潟三越は地上8階、地下1階建てで、売り場面積は約2万平方メートル。近年は郊外の大型商業施設に顧客を奪われていたほか、ネット通販への対応も遅れ、最終赤字が続いていた。パートを含めた同店の従業員160人については、早期退職の募集や新潟伊勢丹(新潟市)への異動で調整する。
新潟三越は1月15日から、商品を割り引く「ファイナルフェスタ」を実施してきた。「自分の青春そのもの。長い間お疲れさま」。最終日になじみの婦人服売り場を訪れた新潟市の女性(75)は目に涙を浮かべ、長年の感謝を伝えた。
当初は新型コロナウイルス感染防止のため、従業員が顧客にあいさつして見送るセレモニーはしない予定だった。しかし、正面玄関前には多くの客が訪れた。閉店後の午後7時半ごろ、高橋芳明店長が「みなさんのおかげで長きにわたり商売することができました」と最後のあいさつで締めくくった。
URLリンク(www.nikkei.com)
2020/3/22 21:23