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岩手県矢巾(やはば)町で中学2年の村松亮さん(13)が自殺したとみられる問題で、
村松さんが1年生の時に「いじめ」を訴えていたが、当時の校長が「解決した」と判断し、現校長に引き継がなかったことがわかった。
町教委は15日の会見で、1年生時もいじめがあった前提で調査する方針を示した。
村松さんが1年生だった昨年7月、担任に提出した「生活記録ノート」には「もうげんかいです」「クラスでいじめがまたいやになってきました」などの記述があった。
当時の校長によると、村松さんが所属した運動部で嫌がらせを受けたとの報告があり、部活動の顧問や担任と話し合いがもたれた。
3学期ごろにも嫌がらせの報告があり、部員らに指導。当時の校長は「2度目の指導でいじめはなくなったと理解していた」と話す。
学校では4月に校長が代わったが、当時の校長は「継続的ないじめはないと思い、引き継ぐ必要はないと判断した」という。
だが町教委はノートの記述などから、1年生の時もいじめがあったとみて調査する。
一方、村松さんの同学年の女子生徒(14)が「いじめを受けた」と訴えていたことについて、
町教育長は15日の会見で「いじめはなかった」との認識を示した。
朝日新聞デジタル 7月16日(木)5時23分配信
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