[ここ壊れてます] .net
ゴミ捨て場に行った菖蒲は雛とばったり会って2人きりに
「もーゴミ捨てなんて可愛くない仕事だわ・・・あっ！」
こんにちはとお互いに挨拶を交わし菖蒲の方から思い切って質問する
「」あのー、一応バド部のマネージャーで関わっちゃうから確認したいんだけどもしかしていのたのこと好き？」
「なっ！」
いきなりの直球に雛は顔真っ赤にして反応したため菖蒲にバレてしまう
「あ、やっぱりー！さっきも女の子って顔してたからそうかなって！」
「してないです」
たじたじになりつつ否定する雛に対し菖蒲はからかう
「いのたも隅におけんなぁ、こんな可愛い子に好きになってもらえるなんて」
「安心して私はタイプじゃないから」
ノリノリになった菖蒲は雛の名前を聞きながら女子トークを続ける
「新体操部ちゃんならいけるって！あぁいうタイプは押せばいける！気持ち知ったらすぐ付き合おうってなるよ！」
「あ・・・もう気持ちは伝えてて・・・」
「え・・・告白したの？」
「はい・・・でも返事は保留にしてもらってるの、私のこと友達としてしか見てないんだろうなぁってわかってたから」
気まずそうに話す雛
「私が伝えたくなったから伝えたんだしこれから恋愛対象として見てくれればいいからって」
「え、じゃあ返事はまだもらってないの？」
「うん」
「返事はまだいいって言われたから？」
「・・・多分」
ここまで話を聞いていた菖蒲は突然ブチギレ
「なにそれ告白する方だって勇気いるのに女の子にだけ頑張らせてるじゃん、それって蝶野さんの好意に甘えてるだけでしょ」
「蝶野さんも自由にさせてちゃダメだよ首根っこ掴んでつかまえないと、こうガシッっと」
菖蒲は雛にアドバイスしていく
「その状況しんどいでしょ？」
「けど私は大喜を好きなことが楽しいから」
真剣顔で伝える雛
「健気ぇー」
こんなに想ってくれる子なんて中々いないって分かってないのかな？と思った菖蒲は雛の恋を協力すると宣言してしまう
「よしっ任せて！蝶野さんの恋が成就するように協力するから！」
「協力？」
驚く雛にこの守屋菖蒲頑張る女の子の味方よ待ってろいのた！とドヤ顔で意気込むのであった
大喜が家に帰る途中後ろからいのた！と呼ぶ声が
ビクッっとした大喜が振り向くとそこに菖蒲・・・ではなく千夏が立っていた
「はいっ！？なんで千夏先輩がその呼び方をっ！」
「いいあだ名だなって」
「やめてください結構恥ずかしいんですよ」
「そうなの？」
「俺が“ちーちゃん”って呼んだらいやでしょ」
「いいよ」
「えっ」
「もしくは“千夏”って呼んでも、なんてね」
「はいー？」
千夏にからかわれたと思った大喜はまた俺だけが振り回されてると複雑な心境
家に着いた千夏は大喜ママに何か買ってきたの？と聞かれると秘密ですと袋に入ってる芽が出たサボテンを持ちながら答えるのであった