18/02/15 19:25:06.74 hULEJ6NI0.net
No.374 任務
ウェルゲー「警備上重要な事柄ゆえ正直に答えてほしい」
クラピカ「わかった」
クラピカ「ただし上位王子及びその従事者から情報の開示を求められた場合秘密の保持は保証できないがよろしいか？」
ウェルゲー「ああ織り込み済みだ。事態は急を要するのでな」
クラピカ「承知した。聞きたいこととは何だ？」
ウェルゲー「既に察しはついているだろうがネンに関わるものだ」
ウェルゲー「現在1013号室はネンによる攻撃を受けている」
クラピカ「！」
ウェルゲー「いや正確にはネンの影響下にあるといったほうが正しいが時間の問題だろう」
ウェルゲー「そこで事態を打開するため知恵を貰いたい」
クラピカ「状況を詳しく教えてほしい。なぜ念が関係していると判断したんだ？」
ウェルゲー「現在我々は1013号室に閉じ込められ脱出不可能な状況にある」
ウェルゲー「入口のドアが突然壁のように変異し使用できなくなったためネンによる攻撃を疑った次第だ」
クラピカ（恐らく第13(マラヤーム)王子の念獣の能力によるもの…！ しかしどう説明するべきか…）
クラピカ「なるほど。異変が起こったのはいつ頃かわかるか？」
ウェルゲー「正確な時間は不明だが把握したのは1時間程前のことだ」
クラピカ「ならばそれは攻撃ではなく第13(マラヤーム)王子の能力が関わっていると考えたほうが良いだろう」
ウェルゲー「第13王子(マラヤーム)様の…！？」
クラピカ「そうだ。念能力にはそれに応じたリスクがあり能力の発動時間も重要になってくる」
クラピカ「隔離だけを行い他に何も動きがないというのはむしろ外側からの脅威を排除するためのものと考えるのが自然だ」
クラピカ（無論そうともいえないのが念の恐ろしいところだがここは話を円滑に進めるためだ…致し方ない）
ウェルゲー「なるほど。ではそこまで警戒することはないということか…？」
クラピカ「いや第13(マラヤーム)王子の念獣の能力がわからない以上現状の把握は必要不可欠だ」
クラピカ「しかし能力を推測するにはまだ情報が少ない…より詳しく分析するためにこれからいくつか質問をするがいいだろうか？」
ウェルゲー「わかった。何でも聞いてくれ」
廊下を歩くムシャホ
オランジナ「こちらオランジナ。状況が変わった」
オランジナ「今夜の標的は第7王妃(セヴァンチ)所属警護兵のハンゾーに変更だ」
ムシャホ「…了解」
オランジナ「相手は念能力者だ。心してかかれ」
ムシャホ「…ラジャー」