春夏秋冬…京都へ その百八十七at TRAVEL
春夏秋冬…京都へ その百八十七 - 暇つぶし2ch774:列島縦断名無しさん
19/11/05 11:14:40 o9qUci3c.net
京都で学生生活を送り、東京で就職した人間の身に起こること
URLリンク(suumo.jp)

私は大学の学部入学から大学院(修士課程)修了まで、京都で過ごした。

特にphaさんの記事は素晴らしく、京都の魅力を私の少なくとも1000兆倍は上手に語っている。
というか、ほぼ私の言うことがなくなってしまって途方に暮れているのだけど、とりあえず自分なりに体験したことを書きたいと思う。

京都の一番の魅力として、phaさんも指摘していたことだけど、幅広い文化に触れられることが挙げられる。
これは私の場合、いろいろな大学の学生が周りにいたことが大きかった。
特に芸術を専攻している学生からは、いろいろな刺激を受けた。

京都は幅広い文化に、比較的簡単にアクセスできる場所だと思う。

そう、もうひとつ京都のいいところだが、これもphaさんの記事でもあったとおり、街の物理的な大きさが適度であることだ。
自転車ないし原付で動き回れる範囲の中でおおむねすべてが完結する。

飯以外で言うと、大学の図書館やそれに準ずる施設には、書籍はもちろんのこと、
昔の映画や音楽に触れられる環境も整備されていて、いくらでもいられた。

……とまあここまで思い出をつらつら語ったが、ここから表題に戻る。京都で学生時代を送り、東京で就職したときに起きること。
それは、ここまで書いてきたもの、すべてを失うことだ。

京都で学生生活を送った人間は、卒業や修了や退学にあたって、関西に残る勢と、上京する勢におおむね分かれる。
これは私の周囲だと、ほぼ半々に近かった

私は上京した勢だったわけだけど、社会人になったタイミングで東京に移住するのは結構しんどいものがあった。
勤労はそもそも苦痛なわけで、そんな中、移動は電車がメインで終電をいつも気にしなきゃいけなくて、飯も家賃も京都の学生街とは比べ物にならないくらい高い。
周囲の人々はお金のことばかり考えていて、いつだって自分を怒ろうとしているように思える。
「東京<<(越えられない壁)<<京都」として、その思い出は美化される一方。
こうして喪失感とともに、エバーグリーンな「京都での学生時代」一丁上がりというわけだ。

私の中で、京都で過ごした6年間は、とてもキラキラしていて、間違いなく私の一部を形作っている。
けれど、あそこで経験したことが「世界のすべて」なんかではなかったことも、私は知っている。
それを思い知らされるのは、とてもしんどいことだった。

この京都という土地の雰囲気なくしては得られないものが多々あったと思う。
それを失ったこともまた、私の一部になっているのだろう。そう思わないとやっていられない。


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