20/02/04 15:34:20 I/pGISoz0.net
>>614
いい機会だからこのような珍思想家や珍研究の欠陥を指摘しておく。
例えばビタミンB1ならば、ビタミンB1単体で作用する場合ばかりではなく他の成分と組み合わさって一つの代謝経路を構築している場合がある。
だからある代謝系でビタミンB1と同時に必要な「栄養素X」を欠乏させた集団に対しては、いくらビタミンB1を投与しても何ら改善が見られない。
この事実を悪用し、敢えて「栄養素X」を欠乏させた食事を与えた集団でビタミンB1の二重盲検実験をしたり、
土壌中の「栄養素X」が他の地域に比べて少ない地域でもってビタミンB1の二重盲検実験を行う事で、「ビタミンB1のメガドーズには何ら有用な効果はない」という実験結果を「作る」事が出来る。
様々な要素が絡む人体の代謝においてたった一つの成分だけを投与したりして実験をする事は大抵の場合においてナンセンス。
しかし実際にはこういうナンセンスな実験が多数行われている。
信頼性の高い研究をするには、実験の参加者個々人の生化学データを調べたり、実験中の食事内容と合わせて分析しないといけない。
現状では参加者個々人の生化学的分析、実験中の食事に含まれる栄養素はブラインド、遮断され、隠されている場合が多い。