17/10/20 20:40:29.11 Sc0/dMos.net
体に優しいオメガ3脂肪酸がアレルギーを促すことを発見 東京大学
オメガ3脂肪酸は、抗炎症作用、抗動脈硬化作用を持つと言われ、一般に「体に優しい脂肪酸」として認識されている。
ところが、そのオメガ3脂肪酸が「アレルギーを悪くする」という意外な側面を持つことが、東京大学の研究グループの発見によって明らかとなった。
研究グループはまず、アレルギーの中心的役割を担う細胞であるマスト細胞が、オメガ3脂肪酸が酸化されて生じた「エポキシ化オメガ3脂肪酸」を常時産生していることを発見した。
マスト細胞はアレルゲンと出会うと活性化し、痒みや気道収縮、血管拡張による体温低下などのアナフィラキシー反応を引き起こす。
過度なマスト細胞の活性化が見られることがアレルギー患者の特徴だ。
研究グループは、マスト細胞においてエポキシ化オメガ3脂肪酸の産生を担う酵素の同定を試みた。
結果、PAF-AH2という脂質分解酵素がエポキシ化オメガ3脂肪酸を産生しており、
産生されたエポキシ化オメガ3脂肪酸はマスト細胞の活性化を抑える作用を持つSrcin1という分子の発現を減少させることで、
マスト細胞の活性化を促進していることがわかった。
以下ソース
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