15/07/28 07:27:57.40 mr4+6Lz4.net
医薬品との相互作用について
一般に健康食品を利用している人は、健康に不安がある人がほとんどです。
特にイチョ ウ葉エキスの場合は、痴呆症や末梢動脈閉塞症に効果があるという報告から、その利用対 象者は高齢者が多いと思われます。
高齢者は、医薬品を摂取する機会が多く、イチョウ葉 エキス自身が安全であっても、併用する医薬品を介して何らかの問題を生ずる危険性があ ります。
そのため、イチョウ葉エキスと医薬品の相互作用に注意が必要です。
これまでに報告されているイチョウ葉エキスと医薬品の相互作用としては、血栓予防薬 であるワルファリンやアスピリンなどとイチョウ葉エキスを併用した際に起こる出血傾向 が挙げられます。
これは、イチョウ葉エキスに含まれるギンコライドによる血小板活 性化因子(PAF)の抑制作用を介して、血液抗凝固薬の作用が増強されたことに関係してい ると考えられます。
また、アルツハイマー症の患者においてイチョウ葉エキスと低用量の トラゾドン(抗うつ薬)を服用した際に昏睡症状となった例が報告されています。
長期的に見るとイチョウ葉エキスは脳内出血のリスクがあり、2008年には認知症に効果のないことが大規模な臨床実験で確認され、2013年には発癌性が確定しました。