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広島、５連敗で終戦。前半戦独走も後半に失速...(サカスポWeb)
呆気なく終わった。サンフレッチェ広島が１０日、ホームでベガルタ仙台に０ー１で敗北。川崎フロンターレが敗れたため、勝てば優勝の可能性が残った試合を逆にアシストしてしまった。
後半の失点を取り返せないまま、試合終了の瞬間、選手・スタッフは肩を落とした。前半戦の独走がまるで嘘のように５連敗で３年ぶりの優勝は呆気なく、霧散と消え、試合後サポーターからは厳しいブーイングが飛んだ。
前半戦は僅か２敗。エースＦＷパトリックが攻撃を牽引し、堅守が復活。勝ち点４１で断トツ首位。独走優勝したプロ野球・広島カープ同様、サッカーでも誰もが今季は広島ー。そう思ったはずだった。
しかし後半戦は現在まで僅か１５しか稼げず、特に第２６節のサガン鳥栖に０ー１で敗北してからは歯車が狂ったように６試合未勝利。その間に奪った得点はわずか２。シーズン終盤になって攻撃陣が不振に陥り、守備陣にも蔓延。星を落とし続け、川崎の連覇を許した。
試合後のフラッシュインタビューに応じた広島の城福浩監督は、「残念です」とひと言。続けて試合を振り返り、「選手たちはやれることはやったし、結果は残念だが、ヘッドダウンする必要はないと思う」と淡々と語った。
残りは２試合、気がつけばＡＣＬ出場圏も危うくなってきた。次は２４日のホーム最終戦で名古屋グランパスと対戦する。