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浸水区域1・3倍に拡大 亀岡、南丹の想定見直し
京都府が浸水想定を見直した桂川
亀岡市、南丹市で45平方キロメートルが浸水する恐れがある(亀岡市保津町)
京都府は5日、千年に1度の大雨が降った場合、桂川流域の亀岡市、南丹市内の浸水想定区域を公表した。
両市が住民に配布している現行のハザードマップは100年に1度の大雨を想定しており、見直しにより浸水区域は1・3倍の45平方キロに拡大する。
亀岡市では、亀岡駅南側市街地のほぼ全域が浸水区域となり、避難所となる市役所も一部が最大0・5メートル浸水する。鵜の川沿いの山本地区(同市篠町)が最も影響が大きく、5メートル以上の浸水が見込まれ、1週間程度、水が引かない恐れがある。
南丹市では、2階部分が浸水する3メートル以上のエリアが八木町の市街地に広がった。府の災害拠点病院に指定されている京都中部総合医療センター(同市八木町)の浸水も1メートル上がり、1階が水没する2~3メートルとなった。
桂川中流の園部川流域では、半田川との合流点付近の園部町横田地区周辺などが3~5メートルに指定された。
堤防決壊などで家屋が倒壊する面積も初めて公表され、両市で最大計2・11平方キロとなった。
亀岡駅北側の球技専用「京都スタジアム」(仮称)建設地は、川底を掘って盛り土をした効果を踏まえ、以前の3メートル以上から1~2メートルに引き下げた。
その分、遊水機能が減少するが、「下流への影響は想定していない」(府砂防課)という。
今後、両市は住民に配布するハザードマップを改定する方針で、避難所の見直しも検討する。
浸水想定は府砂防課のホームページで公表されている。