22/01/27 23:12:51.53 faLgBHzb.net
勝頼期の武田家の築城の特徴として、台地の突端部(側面・背後は断崖や川)を利用し戦闘正面を限定させ、なおかつ正面からの敵の圧力を側方に流すような構造が挙げられます。
具体的には、正面の丸馬出しより城側面に続く比較的深い堀に敵兵をおびき寄せて、そこへ横矢を掛け敵兵を攻撃して、断崖・川へと続く堀へ追い落とすことにより敵兵を撃退できるわけです。
城の規模が比較的小さくても、このように防御正面を限定することで少数の兵でも防御が可能になり、結果的になかなか落城しない実例は多く見られます。
新府城の場合は本城ではなく、能見城を中心とする新府城北方の防塁跡にこの構造が見られ、その規模の大きさは群を抜くものです。
また能見城防塁は複雑に屈曲し、最大限横矢を掛けられるような構造となっており防塁が多数配置されています。