10/08/27 00:29:24 gWUbsr1j.net
>>323
「根来寺焼討太田責細記」の書目データでは
謄写本とあるので、個人蔵の古文書を
書き写したものが残ってるようだよ
本の文字が肉筆で昔の漢字使ってるから、ちゃんと
書き正せてるかはあやしいけど
(特に「寫了」の部分)最後のページに
根来寺焼討太田責細記
右紀伊國和歌山市高市伊兵衛氏所蔵明治三十
八年六月寫了
とあるから、明治38年に和歌山市の高市伊兵衛さんの
家に伝わる「根来寺焼討太田責細記」を写本したみたいだね
雑賀衆・根来衆の研究は郷土に残る伝承や古文の謄写本や
江戸時代にまとめられた風土記を元にしてることが多いから
明治以降に粉飾された立川文庫とかの読み物・軍記物よりも
(たとえば石山軍記とか)信頼性は高いんじゃないかな
しかしネットはすごいね…なんでもあるなあ
「根来寺焼討太田責細記」は前からちゃんと読んでみたいと
思っていたから、時間あるときじっくり読んでみたい