05/04/25 22:04:03 oEpe95Et.net
俺ガキの頃、公園でバギータイプのラジコンを激しく走らせてるにいちゃん連中がいて、
それが羨ましくて遠くから眺めてた。
で、小遣い握り締めておもちゃ屋に直行したら、しょぼいラジコンしかなくてショボーン。
誕生日に親父にでかいおもちゃ屋に連れて行ってもらって探したんだが、それでも無い。
親父「これじゃないのか?」
俺「ちがう!こんなんじゃない!」
親父「これもラジコンだろ? 何が違うんだよ? これにしとけ。」
買ってもらったラジコンをさっそく走らせに行ったけど、やっぱり全然違う。すぐに飽きた。
ある日思い切ってにいちゃん連中に声をかけた。どこで売ってるのかも教えたもらった。
さっそく小遣い握り締めて店に行った。
店には本格的なラジコンが沢山あって、俺は舞い上がった。
しかし値札を見てショボーン。さすがに高い。
が、俺でもなんとか買える値段のものもあった。
箱を抱えてレジへ直行。
店の親父が「僕、ラジコン初めてかい?」
「じゃあ、プロポとバッテリー、充電器も必要だよ。」
と教えてくれる。「じゃあ、それも下さい。」驚いた。車体より高い。買えるわきゃない。
俺は次の誕生日を待った。待ちに待った誕生日がキター!
「ラジコン!ラジコン!」
俺ははしゃぎながら親父におねだり。
「ラジコンならもう持ってるだろ?前のだって直ぐに飽きたんだし、別のものにしとけ。」
泣いた。