11/02/06 02:14:52 .net
去年の秋の出来事だった。
西東京のある喫茶店に入った時のこと。
お店の外観は、敷地の内側の足元から、まるでひしめき合うように大勢といえるほどの量の
観賞植物で飾られたお店でした。
その外観に魅せられ、まるで吸い込まれるように入店。
お店の中は、ほとんど空席で客が二人(二組)いるだけだった。
席数で言えばカウンターを含め、20席ほどの本当に小さい店内。
最初に目が合った、カウンター内側にいたマスターが、「いらっしゃいませ」と、
軽い会釈とともに優しい笑顔で、初めて来た暇人そうな私を迎えてくれました。
私以外の他の二人の客はそれぞれ四人席のテーブルに座っていて、
もしかして常連さんかなと思い、わざと一番奥のテーブルに着席。
間もなくマスターがお冷とメニュー、灰皿を持ってきた。
その時私が、
「素敵なお店ですねー」と自分では気軽な挨拶のつもりで発してみた言葉に対し、
マスターの答えが、
「ありがとうございます。…どこから来たの?」と返答。
私、
「…(自分、そんなに田舎者に見えたのだろうか)」と一瞬答えを失う。
しかし、すぐに気持ちを取り直し、
「え、ええ○○から来ました」と答えた。
それから自分の思い込みであろう邪念(?)を振り払い、
元気よくマスターに注文をして、コーヒーを速攻で飲み干し、すぐお店を後にした。