04/11/13 12:21:40 .net
「和を以って尊しとする」の思想は、推古十二年(604)、
聖徳太子による十七条憲法の一に書かれている条文である。
その意味するところは
和する事を貴い目標として、道理に逆らわない事を宗としなさい。
人には皆それぞれの考えがあるが道理に通じている人は少ない。
だから君子や父に従わない者があり近隣とも意見が違うのである。
しかし君子が和して臣下の仲が良いと議論してもいい結論が出る。
そうなれば事の道理は自然にゆきわたるだろうし、何事も成功する。
声の大きさ、暴力、カネ、情報、によって相手をねじ伏せたとして、
どこに解決や成功があるものだろうか?日本的な考えではあるが、
結局、世界の平和への道は「和を以って尊しとなす」の思想以外に
考えることはできない。