22/12/15 21:38:11.69 c0I7sK+/.net
相対音感を鍛える方法として私がいつも心がけていることは
「それは,...ドレミ...という"言葉"を利用しない」ということです。
「理由は個々の音に名前をつけてしまうと
言語的な脳が作動し,音楽との直接的な結びつきが薄れる場合が多いからです」
このことはとくにジャズでは重要になると思います。
ジャズは即興音楽なので,音と演奏者との直接的な結びつきが大切だからです。
(このため,わたしはジャズの聴き始めのころから音と言語的な脳との
結びつきを回避し,音と肉体との直接的な結びつきの強化を図ってきました)。
ところで,あるジャズ理論のテキストを読んだことがありましたが,個々のことが
ばらばらに説明されているだけで,相互のつながりや関係がまったく見えない内容でした。
音程,旋法,コード,テンション等々の知識を表面的に知っただけでは実際の演奏には
何の役にも立ちませんでした。
音楽理論のハーモニー感覚や「絶対"音程"感」を身につけるという明確な目的がある場合,
まずは実践的な方法で理解することが近道だと思います。
ただし,音程,4声のコード,"4度圏",テンションノートなどを実際に自分の耳で
体験しているのと,本で学んだ実際の音としては何のことか未体験であるのとでは
理解の度合いが違うのではないかと思うこともありました。
昔の自分を振り返ってそう思います。
音楽は心底楽しいです。ハーモニー感覚や「絶対"音程"感」を身につけるのにはじっくり
かまえようと思います。音楽を愛してやまない,好きで楽しいからそれでいい。急がば
まわれという言葉もある。永遠に時間があればなおさらいいのですが...