22/11/28 22:18:01.56 Zc7UmJbT.net
シェレシェフスカヤ 亀井聖矢さんには魅了されました。
彼は何より、並外れた才能の持ち主であり、すべてを兼ね備えた完全な芸術家です。
前回のヴァン・クライバーン国際コンクールで、彼がもっと先のラウンドに進まなかったことを、私は不思議に思っていたのです。彼が予選で演奏したバラキレフ《イスラメイ》からは、楽譜の細部も表現も、すべてが鮮明に聴こえてきました。サン=サーンスの協奏曲も、本当に素晴らしかった。もちろんまだ若い方ですし、審査員の中には「速く弾きすぎる」という声もありましたが、彼の場合は、その「速さ」が音の明晰さや解釈面に一点の支障もきたしていない。
ならば何が問題なのでしょう?