22/11/26 22:07:24.88 kBZEXZkm.net
統合失調症と診断されたピアノ講師の彼女が服用していた薬
曜日ごとに服用する薬が入れられたピルケースは、「水曜日」の分までが空になっていた―。
このピルケースを使っていたのは、ピアノ講師のA子さん(享年28)だ。
A子さんは2022年10月にピアノ教室のあるビルの屋上から飛び降りて亡くなった。
残されたピルケースは、A子さんが亡くなる前日まで医師の指示通りにきちんと
薬を飲んでいたことを物語っていた。
それまで一度も精神科病院にかかったことがなかったA子さんは、統合失調症と診断されて
わずか2カ月後に亡くなった。精神科病院を退院し自宅で療養中のことだった。
退院前日に身体拘束を受けるほどの興奮状態にあったA子さんだが、
主治医の判断で当初の予定通り退院した。
退院後、入院前にはなかった衝動的な言動が多くなり、父親がA子さんが病院に再入院を求めたが、
主治医からは「病院の経営上の理由」として認められなかった。
父親は、退院時に十分な検討を怠り、再入院を認めなかったとして病院を提訴。
裁判で開示された病院のカルテによって、A子さんが入院中に受けていた治療が初めて明らかになった。
退院前日、暴れたA子さんは入院中で最大量の薬が投与されていた。
これは父親も知らされていない事実だった。
統合失調症は、自殺に至るリスクが高い病気として知られている。
裁判では、退院のタイミングと、再入院をさせてもらえなかった点が争点になっている。
しかし、A子さんの父親は「本当の(自殺の)原因は薬だったのではないか」という疑問を拭えない。