22/07/24 18:37:55 amcWSpyy.net
>>182さんからの流れが面白かったです。
自分だと、曲によって「耳慣れない」→「知っている」→「良さがわかる」→「好きになる」みたいな段階がある気がします。
右に進む要因として、音響・演奏の質や好み、自分の知識や感受性も育っていることが、あるかなと思います。
リートを除いて、シューベルトの良さが30過ぎてある弦楽四重奏団を聞くまで、わからなかった自分はそう思うw
プロコフィエフはすでにガジさんは浜松でコンチェルトを弾いてるし、
>>188さんが言う通り、「ロミオとジュリエット」や「シンデレラ」などのパレエ曲には美しいメロディラインもたくさんあります。
そういうのと比べるとSarcasmとかVision fugitivesは、プロコのヘンテコさがより凝縮されてる作品かも。
リリカルで美しいメロディも書くけど、その一方で「けっ」と言ってるダークなプロコフィエフって感じです。
自分としては、Sarcasmの1の石っころが坂を転がり落ちてくようなリズムとか、7番ソナタのカラシニコフみたいな音型とか、
一歩ごとに背景が変わるような旋律とか交響曲3番の世界の崩壊感に快感を覚えます。
いったいどうやったらそうなるのかと思って楽譜をIMSLPなんかで見ますが、理論はわかりませんね。
>>186さんが言ってるとおりで、例えば映画「戦艦ポチョムキン」(1925)の「オデッサの階段」シーンなどを見ると、当時の「濃い」雰囲気が少しわかるかと思います。
トラウマになりそうな描写はありますけど、あれは映画技法としては見る快感があるんですが、そんなような感じですね。