07/01/01 18:08:54 Rg2J6glM.net
>>112
それはちょっと違う! と思ったので一言。
白黒写真が出来上がるまでのプロセスがどんなものであろうと、最終的に
白黒の写真が出来あがれば白黒写真だ、という意見は正しい。
今度は、最終的にできあがった「物」を語る、ということでいうと、昔の白黒プリント
に使っていた「印画紙」を、「作品=マテリアル含めて」って捉え方するなら、
色素を使った「カラープリント」のと、白い紙に黒色銀で黒を乗せて行く「白黒印画紙」
って、全く別物にみえると思う。白黒の紙には冷黒調とか温黒調とか微妙な「黒の種類」
がある(というか、爺様の書き残したものを見ているとあったんだって)。
セピア調も、カラープリントで出せるかというと、化学プロセスで作り出すセピア調色
のセピア色と、三原色色素で作っているセピア色とは全く違う感じがすると思われ。
白黒の印画紙に露光する引き伸ばし器のヘッドが、CCDで撮ってデジタル処理された
画像を液晶プロジェクタで露光するものであっても、フィニッシュが白黒印画紙だったら
昔のプリントと同じようなふいんきのものは作れる気がする。
漏れは、途中のプロセスが面倒で、手間ヒマかかる物であればその分制作者の
気合いの入れ方がちがってくるので、そこのところが最終成果の出来上がりを
左右するのだと思っています(ディジタルがイイか、フイルムかではなく、
結果がインスタントに得られるとなると、魂がこもらないものになりがちだと
いう派)。
なので結論としては、白黒写真って、気軽なものじゃなかったわけだから、
映像に気軽さが漂ってくるようなものは昔の白黒作品とは別なものとして
わけたほうがいい気がするという感じ。なので名前も変えたほうがいい気がする。
白黒写真じゃなくてモノトーン画像とか・・・。