21/07/13 07:07:36.15 NSE3S6xS0.net
那須塩原駅前温泉 1000円
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
含硫黄じゃないの? とビックリしたけど、確かに分析上は硫化水素、そんなにないんですよね
匂いなどのインパクトは、臭素が大きく働いているのかしら?
ほんのり暗いエメラルドグリーンに濁るお湯
源泉温度が高いせいか、供給量はちょびちょび
もっとも、料金がネックのせいか終始独占だったため鮮度的には文句なし
湯中には黒い湯の花が待って、湯口の方はその湯花がでろんと垂れ下がっている
分析書にある弱特異的石油臭というワクワクする文言
実際嗅いでみると、陶器のようなまったりとした硫黄臭とゴムボールのような匂いを感じる
舐めてみると、えぐみのある石油臭の他、明確な塩味がある
泡付きも結構あり、塩が濃い湯のためか実によく温まる
湯上りは硫酸塩や炭酸水素とはまた別の、それこそハッカを塗ったかのようなスースーする感じがする
近くにある、喜連川や那須湯本とはまた別の個性を持つ素晴らしい湯
匂いや湯花、湯上りの感じから、長野の松川渓谷付近、おぶせ温泉や五色の湯を連想した
疑問なのは、内湯にも露天にも、ジャグジーのような湯の吹き出し口があったこと
分析書では循環なしとあるし、吸い込み口もなかったから、実際に循環はないと思うのだが、なんなんだろ、あれ?
浴槽内温度均一にするため?
シャワーにこの水道は飲めます、とあったから、水の方も素性がいいものなのだろう
土曜だから、サウナと水風呂は女湯の方になっていたが、強烈に火照る湯のため、やはり水風呂が欲しい
ただ一つ残念なのは、塩素消毒ありとなっていること
塩素臭は微塵も感じないし、本当に入っているか疑問だが、掲示だけでも、まあ、ちょっとテンション落ちるよね
新しい施設なので、まだまだ綺麗だけど、シャワーなどの金属部分に硫化の黒い足音が忍び寄ってた
報恩温泉 300円
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉
加温かけ流しと言うこの世一番の贅沢なのに300円。ありがてぇ、ありがてぇ……
鉄さび色に濁る、炭酸含む炭酸水素塩泉
開始14:00ちょうどに突撃したら、湯はまだ浴槽の半分程度だった
保温のため、アルミシートかけあり
供給口が湯中にあるため、正確な供給量は不明だが、水面の上がり具合からして結構ありそう
浴感はギチギチとした、鉄の感触
供給はじめのためか、かなりの熱湯だったのだけれど、それにもかかわらず、短時間で結構な泡付きがあった
供給時のエアーでなければ、高温にしても飛びきらないかなりの量の二酸化炭素が含まれているのでは……? (残念ながら、H14年の分析書には残存ガス成分の記載はなし)
実際、飲んでみるとこの手の湯では一番の甘みも感じた
受付のおばあちゃんがいい人で、行きはわざわざ浴室まで案内してくれて、帰りは車で出発するまで見送ってくれた
300円で成算とれるか分からないけど、どうか末永くやってもらいたい