12/07/03 06:15:59.70 who51UtqP.net
銀山温泉は40年ほど前までは鄙びた温泉街で客は地元中心で、たまに
山形市辺りからお偉いさんのお忍びの密会に使われたりする感じだった。
近代化へとの流れに進もうという意見もあったんだけど、市は温泉街の景観を
徹底的に保存して残そうとして条例を作り、保存のための補助金を出した。
そのうち、橋田壽賀子がおしんのロケ地を探し歩いてて、銀山温泉に白羽の矢を立てた。
雪国でこんなに古い建物の残る温泉街は他には無かったからだそうだ。
おしんのおかげで一躍知名度がアップ。全国から予約が入るようになり、
何を勘違いしたか、宿泊料を一気に倍以上に。地元からはほとんど泊まりには
行かない（行けない）ようになってしまった。
景観の保存と引き替えに思い切った改築なども難しいため、設備なども古く、
多少の不便を覚悟に楽しむべき温泉のはずなのだが、どの旅館も全体的に
高すぎると思う。