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イラクやシリアについては、現在トルコ軍が国境に、戦車や重火器類を集結させており、明日にでも国境を超える侵攻が、起こりうる状態にある。
トルコのフィクリ・イシク国防相は『もう待っている必要がない。何時でも作戦を始める、用意ができている。』と語っている。
そこで中東地域やギリシャが想起するのは、1974年に起こったキプロス紛争だ。この紛争でキプロスの半分を支配したトルコは、その後も返還することなく、
統治権を維持し続けているのだ。つまり、トルコ軍がいったん侵攻し、しかるべき領土を確保すると、そこに居座り続け、そこからは出て行かないという事だ。
他方こんな見方もある。
エルドアン大統領は、国内に山積する問題を、ごまかすために、トルコ国民の愛国心を、煽っているのだというのだ。何処の国民も自国の偉大な歴史に陶酔し、
領土の拡大となれば、歓喜するに決まっているからだ。
しかし、そうした悪酒の酔いざめはきついだろう。領土の多くが破壊され、多数の戦死者が出、国家財政は窮地に陥ることになるのは、誰にも想像がつこう。