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NO4094『ジュムフリエト紙のエルドアン非難激化』 [2016年04月10日（Sun）]
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トルコのマスコミのほとんどは、エルドアン大統領の手に握られ、反対意見を
全く書かなくなっている。エルドアン大統領賛歌を書いている分には、経済的に
メリットがあり、身の危険も無いからだ。
もし、逆らえば、新聞社やテレビ局は、潰されることになる。その後はエルドアン
大統の送り込む人士が、その企業のトップに座り、好き放題やり、挙句の果てには、
国家がそのマスコミ社を、没収するという、信じられないような事態が、起こって
いるからだ。
しかし、その危機に追い込まれたジュムフリエト社は、編集のトップと次席が
逮捕され、投獄されたが、エルドアン大統領に対する批判を、和らげはしなかった。
その後、トルコの最高裁は
2人のジュムフリエトの幹部を釈放し、続く査問には、強制的に出頭させることを
しなかった。
このジュムフリエト社の2人の幹部釈放は、マスコミの勝利だとトルコのマスコミ
関係者と、インテリ層には大歓迎された。ジュムフリエト社はその後も、エルドアン
大統領批判を続けている。
そして遂に、エルドアン大統領に対する、彼の訪米に関しての、厳しい評価の記事を
書いた。その記事によれば、オバマ大統領はエルドアン大統領を嫌っているし、
いわゆるイスラムホビアを毛嫌らっている。そのオバマ大統領に対して、エルドアン
大統領はモスクの開所式に出るように、強引に誘い失敗している。この時期に
アメリカに大モスクを建設すること自体、不適切つだという判断であろうか。
また、オバマ大統領はエルドアン大統領が、スルタン（国王）のように振舞っている
ことに対しても、嫌悪しており、エルドアン大統領のマスコミ弾圧に付いても、批判的だ。
このジュムフリエト紙は、エルドアン大統領支持派のマスコミが書いた『エルドアン
大統領の訪米は大成功』『エルドアン大統領はオバマと親しく対談』といった報道を、
真っ向から否定しにかかったのだ。