14/08/12 11:12:30.22 .net
>>200
戦前の多くの作品が現存しないのは、既に指摘されているような関東大震災や戦災以外にも、
戦時中のニュース映画制作のためという理由がある。
戦況を伝えるニュース映画制作のために供出が命じられ、その多くがフィルム原料として溶かされた。
あと再公開のときに短縮版を作るが、テレビやビデオもない当時は原板のネガはその際にジャンクされていた。
戦後も残っていた作品のネガも1960年に保管場所だった横浜シネマ現像所の倉庫の火災で焼失した。
横浜シネマ現像所には日活や松竹の作品が保存されていた。東京物語はプリントしか残ってない。
戦前には9.5mmのパテベビーというブルジョア家庭向けの小型映画があって、短縮版のフィルムが市販されていた。
断片的ではあるがこれでしか現存してない作品も少なくない。