22/04/17 00:04:48.96 Aoo6hrZ0.net
>>278
繭の「死にたくない」について。
羽村に突き放された繭は、自分と同じ境遇にある亜弓と心を通わせます(彼女もまた、恋人との距離が広がりつつありました)。ところが亜弓は恋人に捨てられたことを悟り、自ら死を選びます。亜弓と自分を重ねていた繭は、無残な亜弓の姿に自分自身を見たことでしょう。羽村に捨てられたら、繭も同じ道をたどるかも知れないのです。
羽村の方に向き直って発せられる繭の「死にたくない」という言葉は、「捨てないでほしい」という訴えのように感じられます。