11/02/08 09:58:13 .net
ポスフールでの防犯カメラによる確認と、PHS中継アンテナの確認から、麻未さんは「東町2丁目」の停留場から、
再びバスに乗り、「東通」で下車したと推測されている。推測の対象とされる道南バスからは12人が下車しており、
その中の一人が麻未さんではないかとされ、捜査員が目撃情報の収集に当たったが、目撃者はいなかった。
このA君とは、麻未さんがアルバイト先でコーヒーの入れ方を学んだ後、会う約束になっていた。
次に、以上の時系列を踏まえこの事件について検証してみる。
まず、麻未さんと交際中であった、A君の供述である。
A君は、1度目の通話と2度目の通話では、会話の背後から聞こえる「背景音」が明らかに違っていたと供述している。
つまり、一度目のPHSの会話では、麻未さんが外で話しているような雑音が聞こえたが、2度目の会話では、背景音がなかった、
つまり、「部屋の中からの電話のように聞こえた」、と供述しているのである。皆さんも経験があると思うが、電話の相手が外に
いる場合と、部屋の中にいる場合では、明らかに背景音が違う。しかし、閑静な場所に駐車しいる車両内であれば、室内との区別は
つきにくい。
麻未さんがA君と通話したとされる付近では、表通りは、この時間帯、車の交通量が多く、周囲の雑音の大きな場所であったが、
パン屋本店裏の駐車場付近であれば、ほぼ雑音は聞こえない。これは現地の調査で実施済みである。
ということは、この4分間で、麻未さんは、屋外から屋内、又は閑静な場所に駐車した車内に場所を移動した可能性が高いと
いうことである。
警察は、もちろん、この4分間の足取りを追うことになるが、麻未さんの目的地である、パン屋の本店は、「東通」停留場から
徒歩で約1分、距離にして約160メートルの場所に位置している。つまり、バスから下車した麻未さんは、A君との電話の後、
そのまま、このパン屋に入ったと考えるのが、自然である。